アガベ チタノタ(Agave Titanota)とは

  • 2021年1月2日
  • 2021年5月3日
  • 品種

アガベ チタノタ (Agave Titanota)とは

photo by Haroon Mughal

 

名称 アガベ チタノタ (Agave Titanota)
生まれ メキシコ(Oaxaca)
耐寒性 -2から-3℃
特徴 青白くてシャープな葉

 

アガベ チタノタ(Agave Titanota)の名称

アガベ チタノタ(Agave Titanota)は1982年にメキシコの山岳部Rancho Tamborで見つけられ、Gentry氏によってアガベ チタノタ(Agave Titanota)と命名されました。

Gentry氏によって発見されたアガベ チタノタは青白くてシャープな葉を持ちますが、同じく1980年代にOaxaca北部で薄緑色から濃い緑色の葉を持つ、チタノタによく似たアガベが発見され、Felipe Otero氏がそれらの種子を採取し、A.”FO-76″もしくは、A.”Sierra Mixteca”の名で販売しました。

FO-76は、Felipe Otero氏の頭文字から命名されています。Sierra Mixtecaは、種子が採取されたのがSierra Mixtecaだったことから名付けられています。どちらも同じ種です。

Gentry氏によって見つけられたチタノタと、Felipe Otero氏によって見つけられたチタノタ(FO-76)は、全く異なる特徴を持っているにもかかわらず長らく同じチタノタとして認識されていました。

ただ、メキシコではそのややこしさから、ブルーチタノタ(スペイン語でアズール)とグリーンチタノタ(スペイン語でヴェルデ)として区別されていたみたいです。

そんなややこしいチタノタですが、2019年に緑色の葉を持つFO-76がAgave Oteroiとして学名登録され、正式に別品種になりました。

アガベ チタノタ(Agave Titanota)の生まれ

アガベ チタノタ (Agave Titanota)はOaxaca州のRancho Tamborという地でGentry氏によって発見されています。

自生地はメキシコです。

アガベ チタノタ (Agave Titanota)の耐寒性

アガベチタノタ(Agave Titanota)の耐寒性ですが、-2から-3℃までは大丈夫だと言われています。

日本でも、西日本やあまり雪が降らないエリアであれば、外管理でも問題なく育てることができると思います。

ただ、冬は霜がおりてしまうと葉は簡単に痛んでしまうので、ビニールや寒冷紗で覆って対策することは必要になります。

アガベ チタノタ(Agave Titanota)の特徴

アガベ チタノタ(Agave Titanota)は青白くてシャープな葉をもちます。

高さ最大60センチ、横は100センチくらいまで成長します。棘の部分はダークブラウンで、成長点に近い新しい葉の棘は黒色っぽくなるのが特徴です。

新しい葉は鮮やかで青白いのですが、古い葉はアッシュグレーっぽい色になっていきます。

暑くなるとたくさんの水を必要とします。特にメキシコの自生地では、5月〜9月にかけて雨が降るので、特にその季節にはたくさん水をあげて成長させるのがポイントです。

アガベ チタノタ(Agave Titanota)の分類群

青い色の葉を持つチタノタと緑色の葉を持つチタノタ(FO-76)のいずれかが日本に流入して今のチタノタの現状があります。

実際、日本に最初に東京農業大学に入ってきたチタノタは、管理のために「農大ナンバーワン」と命名されていますが、葉が緑色であることから、FO-76系のチタノタである可能性が高いです。また、それらの中でも棘が白く、ライトグリーンの葉を持つ種が白鯨と日本で命名されています。

白鯨等のチタノタ分類群である品種はいずれも緑色の葉を持つものが多く、当時はチタノタとして認識されていたFO-76(2019年にOteroiとして学名登録)の中の選抜株である可能性が高いので、今普及しているチタノタ分類群は本当はオテロイなんじゃないかと思っていたり…

ここは遡れないところもあり真偽が定かではないですが、ここでは現在チタノタとして普及している種を一挙に紹介します!

名称 特徴
アガベ チタノタ “農大No.1” 薄緑色でシャープな葉
アガベ チタノタ “白鯨” 白く厳つい棘を持つ
アガベ チタノタ “黒鯨” 肉厚な葉、湿ると棘が黒くなる
アガベ チタノタ “ブラックアンドブルー” 青白い葉に黒みがかった棘を持つ
アガベ チタノタ “黒炎” 成長点に近い2〜3枚の葉の棘が黒い
アガベ チタノタ “白炎” 成長するにつれて棘の白い部分が大きく厳つくなる
アガベ チタノタ “FO-222” 幅広の葉にたくさんの裏棘がある
アガベ チタノタ “Hades” 恐竜のようにうねった棘にシャープな葉
アガベ チタノタ “Caesar” すべての棘がうねっている
アガベ チタノタ “スナッグルトゥース” 白色の斑が入っている
アガベ チタノタ “姫巌龍” 肉厚な葉、小さくコンパクト
アガベ チタノタ “レッドキャットウィーズル” 全体的に赤みがかっている。荒々しい棘
アガベ チタノタ “ホワイトアイス” 青白い葉に幅広の葉。Rancho Tamborで見つかったチタノタが原種

 

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